ある事ない事適当に言い触らすお喋りな保護者の対応

ある事ない事適当に言い触らすお喋りな保護者の対応

保護者は最初から保育士に全幅の信頼を持って子どもを預けている訳ではありません。

いくら長年の付き合いの保育士だって、何か気になる態度を見つけると一気に攻撃モードに入って突然関係性にヒビを入れるだけではなく、他の保護者と共闘して追い詰めてくる事だってあるのです。

今回紹介するのは、そんなお天気屋さんで周りを巻き込むタイプの保護者への接し方です。

どこの園にも必ず一人はいるので注意が必要です。

常に丁寧な言葉遣いで

保育士と子どもは普段は方言を交えたり、愛称で名前を呼んだりする事もあります。

本来であればきちんと名前を呼ぶ事が望ましいですし、言葉も標準語で正しい言葉遣いをする事が求められます。

保育士は子どもの手本なので、特にその役割を期待されますが、つい距離が近づくと愛称で名前を呼んだり、言葉を崩して方言で話しかけてしまう事もあります。

そういった保育士と子どもの距離を快く思わない保護者もいます。

そして、「あの先生はあんな言葉で子ども達を注意していた」「大切に付けた名前をこんな風に呼んでいた」と何倍にも膨らませて他の保護者に伝える可能性があります。

ですから、保護者の前では特に気を付けて、言葉遣いや名前呼びを意識しましょう。

保護者の中には、「あだ名を使ってくれる程子どもとの距離が近いんだな」と嬉しく思う人もいますが、反対に嫌がる保護者もいる事を知りましょう。

動作は丁寧に

忙しさからつい行動がバタバタしてしまい、足音が大きいだけでも保護者は非常に敏感になります。

お迎えの際にたまたま大勢の保護者が同時に来てしまい、保育士が慌てた結果走ったりするのも、「あの先生は落ち着きがなく、子ども達を足音で怖がらせていた」と言われる原因にもなります。

保護者の前でも子どもの前でも、常に音には意識をして静かで丁寧な動作を心掛けましょう。

普段から丁寧に動いていれば、仮にその保護者から文句が出た時でも「でも〇先生は普段丁寧に動くから…。」と否定して貰う事が出来るので、他の保護者の信頼は失わずに済みます。

子どもへの注意はやんわりと目を見て

子どもがなかなか言う事を聞いてくれないと大声を出す保育士もいますが、それでは子どもは委縮してしまいますし、何が悪かったか分からずに、善悪の判断がつかずに大人の顔色を窺い社会的なルールを身に付けられない人間になってしまいます。

また、いくら子どもが悪かったとしても、怒鳴る姿を見れば保護者は驚きますし、自分達が見ていない所で興奮のあまり手を上げているのでは…と邪推され、「〇先生はこんな大きな声で、手を出しそうなほどに興奮していたよ」なんて保護者から言い触らされてしまいます。

そこで、子どもに注意をしたり、怒る際には子ども達に分かりやすいように、そして話をしっかりと聞いて貰えるように目線を合わせてはっきりとした言葉で諭すのが必要です。

そうすれば大きな声を出さずとも子どもに話を聞いて貰う事が可能となります。

保護者とは深く関わり合わない

保護者は色んな場面や色んな保育士から聞いた話を大きくして話そうとします、そしてわざと様々な質問をぶつけてくる事もあるのです。

話せば話すだけ様々な情報が相手に渡るので、相手に攻撃をさせる要素を与える一方になります。

そこで、そういった周りに言い触らす可能性のある保護者には、あっさりとした対応が一番良いです。

挨拶と当たり障りのない子どもの一日を伝え、それ以上は保育士からは何も話さずに笑顔で保護者の会話に頷くのが無難です。

そして、何か質問されても深々とは説明せずに、「〇の事ですね、その担当は〇先生なので呼びましょうか?」と、すぐにその専門の先生を呼ぶ姿勢を見せましょう。

その保護者の仲良しの保護者にも注意する

保護者は送り迎えやたまたま買い物先で会ったと言って、どこでつながったかも分からない縁を持っています。

そこで、その言い触らす保護者の背後関係や友好関係にも気を配っておく必要があります。

うっかり他の保護者にぺらぺらと情報を話してしまい、「私には何も話してくれないのに」と遠回りに刺激して怒らせてしまう可能性もあるからです。

そこら辺一帯の保護者には、同じ様にあっさりとした態度で必要以上の会話をしないように接する事が無難です。

まとめ

保護者は我が子を預ける間はいくら信頼した保育士でも不安を抱いています。

その不安を的中させてしまうと、保護者の攻撃対象となってしまうのです。

そこで、攻撃対象にならない為にも、保護者の不安を解消する為にも、とにかく子どもに対して丁寧に接するように心掛けましょう。

また、保護者への対応は基本的にあっさりとしておけば間違いありません。

深い話になりそうな場合は専門の先生に対応をお願いしたり、「大切な問題なので、お調べして明日お答えしますね。」とその場で適当に答えるのではなく、誠実さや正確さをアピールする為にもしっかりと時間を貰った上で調べ、対応するようにしてください。

そうした誠実な対応の積み重ねで、保護者は保育士へと信頼を寄せてくれるようになります。