母子家庭・父子家庭の対応方法

母子家庭・父子家庭の対応方法

現在は結婚した3組に1組は離婚する時代です。

保育園でも母子家庭・父子家庭が珍しい時代ではなくなりました。

クラスの中にも必ずいる母子家庭・父子家庭の子どもですが、問題は父の日や母の日です。

死別などの場合は、母親と話し合って父の日を行うか否かを決めれば良いのですが、問題は離婚や何かしらのトラブルを抱えている場合です。

母の日や父の日を行う事で、保護者の嫌な記憶を呼び起こさせてしまったり、子どもにもう片方の保護者を忘れて欲しいと願っているのに邪魔をした!と怒る保護者も中にはいます。

今回はこんなデリケートな保護者の対応について紹介していきます。

母子家庭・父子家庭の場合の母の日・父の日

保育園に入る際に提出する書類で、母子家庭か父子家庭かは分かりますし、病死などの場合は保護者から申し出があると思います。

しかし、それ以外の場合は絶対に保護者に「父の日や母の日どうしましょう?」とは、保護者から話してくるまでは聞いてはいけません。

離婚は非常にデリケートで、他人である保育士に言われると不愉快に感じる保護者が多いからです。

向こうが何も言ってこない場合、もしも母子家庭であれば父の日でも、「おかあさんありがとう」というメッセージに変える、絵を描く場合は母親の絵を描く、父親の場合は同様でメッセージと絵を変えれば問題ありません。

たまに、子ども達の中で離婚が理解できず、「何で〇ちゃん違う絵描いてるの?」と聞いてくる子どもがいますが、その際に素直に「離婚した」、「なんでそんな事を言うの?」などと言ってしまうと、子どもの中にその疑問が根付き、保護者に伝わる危険があります。

そうならない為にも、「〇ちゃんはママの絵(パパの絵)頑張って書いているんだよ。〇君も頑張って絵を描こうね。」とあっさり受け流しておきましょう。

母子参観・父子参観がある場合

保育園の中には、母の日はお母さんと、父の日はお父さんと触れ合う為の参観日が設けてある所もあります。

そんな時、保護者に対してお知らせを出す際には、タイトルは「父子参観について」などと打っても構いませんが、参観内容は女性でも対応できる遊びなどにしておく事が大切です。

父子参観となると、やはり力のあるお父さんに思い切り遊んで欲しいと願い、ちょっと力の必要な出し物を行おうと思う気持ちも分かります。

しかし、そうなると母子家庭の所は母親が力を使わなければいけなくなるので、負担が大きいです。

ですから、母親でも楽しめる参観内容になるように配慮を行う事が大切です。

わざわざ「父子参観でも母親の参加可能です!」なんて言うと、保護者は非常に嫌な思いをしますから、「父子参観があるので、参加お願いしますね。」と母親が参加するのも問題ないとあっさり言葉をかけて対応すると良いでしょう。

内縁の夫・妻、恋人がお迎えに来た際には

内縁の夫や妻、恋人を持つ保護者もいますが、お迎えの対応は気を付けてください。

「いつも来るから」と何も確認せずに子どもを引き渡して、実は保護者と別れ子どもを誘拐目的で迎えに来る事だってあるのです。実際に誘拐された事件もあるので、引き渡す際には必ず確認が必要です。

保護者には、内縁の人・恋人が迎えに来る際には連絡帳や受け入れの際に保護者から、「今日のお迎えは〇さんです。」と一言添えてもらうようにしましょう。

また、突然連絡もなく内縁の人や恋人が来た場合は、「〇さんだったんですね、一度保護者に確認の電話をさせてもらってもいいですか?すみません。」と待ってもらい、保護者にお迎えが問題ないかを電話確認してください。

大袈裟、相手を不愉快にする事も考えられますが、子どもを危険な目に遭わせないように防衛するのも保育士の大切な役割の一つです。

まとめ

保護者は保育士に触れられたくない離婚の原因などを抱えています。

ですから、決して保育士からそれに触れようとはせず、保護者が言い出さない限りは察して先回りし、気を配るように心がけてください。

また、内縁の人や恋人もなあなあになっては危険です。

保護者でない限りは他人と一緒ですから、確認は怠ってはいけません。