時間を守らない保護者への声の掛け方

時間を守らない保護者への声の掛け方

時間を守るのは当たり前と思いますが、保護者の中にはどうしても決められた時間を守れない人が一定数存在します。

それが他の人も巻き込まない、遅刻などであればまだ良いのですが、行事の際に遅刻して全体を待たせる、延長保育までには迎えに来ると言っても間に合わないなどの他者も巻き込むパターンは迷惑を他人にもかけてしまいます。

延長保育などはお金が絡んでくるので、非常にデリケートな問題でもあります。

たかだか何百円でも何回も繰り返せば何千円にも上りますし、その子だけを特別扱いしていると、段々と他の保護者から「何で〇さんは延長保育代取られないのに、うちだけ…。」と不満が噴出する事も考えられます。

そうならない為にも、時間を守ってくれない保護者に時間を守ってもらえるように働きかけるにはどうすればいいのか、保護者対応の方法を紹介していきます。

何故遅れるのかを尋ねる

遅刻の背景に、どうしても間に合わない理由や、経済的な事情がないかをまずは調べてみます。

例えば、母親が転職したばかりでなかなか早く帰る事が出来ずに延長保育までに間に合わない、母子・父子家庭で他にお迎えに頼れる人がいない、発達障害や鬱などの障害や病気が理由でなかなか時間通りに動けないなど、保護者にも様々な理由があります。

そういった理由があるにも関わらず、保護者に詰め寄ったり、厳しい言葉をかけてしまうと、保護者は更に自分を追い込んでしまいます。

なかなか自分の口から病気や発達障害を言い出せずに悩んでいる保護者もいます、そういった場合は園側が察し、特別措置を講じるなどする事が求められます。

特に延長保育はお金が発生し、経済的に厳しい家庭にとっては非常に痛い出費になります。

保護者の事情も考慮する事も、保育園で働き様々な子ども・保護者を受け入れる保育園には求められます。

きっちりと宣告する

いつまでもずるずると一人だけ延長保育を許していたり、時間を守らないと必ず他の保護者はおかしいと思ってきます。

ですから、病気などの理由以外でオマケをする際には、明確な期限を設けて宣告する事も必要です。

例えば、仕事を転職したばかりでなかなか抜けられないと言うならば、「では、いつぐらいから早くお迎えに来られますか?」と、「〇月からはオマケできない」とはっきり保護者に伝える事が大切です。

保護者自身に期日を設けて貰う事で、保護者にも「〇月からは間に合わせなきゃ」「〇月からはお金を払うんだ」と心構えをする期間にもなります。

張り紙とお手紙攻撃

発達障害がある場合や、うっかりが多い保護者が時間を守るには、とにかく時間を相手の頭の中に印象付けるしかありません。

そこで役立ってくるのが張り紙とお手紙です。

例えば、翌日は遠足で9時までに集合の場合、一週間前から保育室の目立つ所に大きな文字で、その日にちと何時までに集合かを書き、行事の前日には翌日の集合時間を書いた手紙を挟む、連絡帳に一言書くなどの工夫が効果的です。

それでも連絡帳を開かない保護者もいるので、お迎えの際に手渡しをしながら、「明日の集合時間の紙です、〇時に園に集合でお願いします。」と連絡帳にはさまず直接話しながら伝えるパターンもいいと思います。

必ず全ての保護者にしておかなければ、「うちはわざわざ手渡しで念押しされて馬鹿にされてるの?」と該当の保護者に不信感を抱かせるので、必ず全ての保護者に対して行いましょう。

さりげない声掛け

何日も前から、子どもを絡めて保護者に知らせて時間を印象付けるのもありです。

例えば、「〇君は〇日の遠足楽しみだって言って、集合が〇時なのにもっと早く来るんだ!って張り切ってるんですよ。」など、さりげなく集合時間を伝える事も良いと思います。

また、絵本読みなど全員に話を聞いて貰える機会があれば、「遠足の日には時計の針が何の時にくるのかな?」とクイズ形式で子どもにも印象付けさせます。

そして、「じゃあ、今日お家でお母さんやお父さんにクイズで出してみよう!」と、子どもから保護者に伝わるように働きかけるのです。

とにかく多方面から保護者に印象付けを行う事が、時間を守って貰えるようになる第一歩です。

まとめ

子どもはその日の体調や機嫌で変化する生き物です。

ですから、時間をきっちり守るのはどの保護者も難しい場面は必ず来ます。

事情に応じて柔軟な対応を取れると、保護者からも喜ばれます。

しかし、その柔軟な対応も度が過ぎれば依怙贔屓に見えますし、保護者が約束を守らなくなる癖をつけてしまう事に繋がります。

「この保護者は守ろうという姿勢が見えたけれど、どうしても間に合わせる事が出来なかった」のか、「最初から適当に考えて間に合わなかった」のか、見極める事も重要です。

そして、守る気の無かった保護者に対して強く注意を促す為にも、事前に手紙や張り紙、声掛けや子どもを通しての周知を徹底しておきましょう。

約束が守られなかった時、迷惑をするのも損をするのも真面目に頑張っている保護者なのです。