子どもに盗癖が見つかった際の対応法

子どもに盗癖が見つかった際の対応法

子ども達は3歳から段々とズルや意地悪を覚えていきます。

その中でも厄介なのが盗癖です。

まさか小さな子どもが物を盗む訳がないと思っている人も多いですが、周りとの違いや、社会性が乏しい上で欲しい物を目にした時に咄嗟に手が動いてしまう子どもも中にはいます。

この盗癖は、気付いた時から適切に対処をしておかなければ、将来その子ども進学していく中で悪化し、最終的に大人になってもその癖が抜けきらない場合もあるのです。

しかし、盗癖は保護者に伝えるのも勇気が要りますし、保護者もあまりのショックに最初は事実を行け入れようとせずに保育士と衝突する事もあります。

今回はいかに保護者を納得させて、家庭との連携を取っていけばいいのかの対応方法を紹介していきます。

責める言い方をしない

盗癖を持つ子どもの保護者に話す際には、まずは「〇ちゃんは〇が欲しかったみたいですね。」と盗癖など具体的な事を言わず、欲しかったとだけ伝えます。

過度に物を買うのを制限している親や、子どもを束縛し過ぎな親はここで、「自分は子どもがこうなるまで追い詰めてしまったのだ。」とショックを受けて態度を改善し、子どもに物を買い与えるようになって症状が改善する事があります。

こういった場合は、保護者から動揺してどうすればいいかと尋ねられても、「まずは一回目なので様子を見ましょう。症状が落ち着くかもしれません。」と伝え、必ず家庭での様子や保育園での情報を交換できる状況を作っておきます。

こうする事で、二回目がもしあった場合は、保護者に話しやすいので早い対応をする事が可能になります。

あくまで一度目はあっさりと、次の為に様子を見る事、家庭での様子を聞き出すようにしてください。

何故盗んだのか理由を追及する

二回目の盗難、保護者が物を買い与えても盗癖が落ち着かない場合は、対応が必要となってきます。

保護者と共に、何故子どもが物を盗るに至ったのかを尋ねましょう。

  1. ストレスが相俟っての盗癖
  2. どうしてもその物が欲しく手が出てしまった

上記の理由であれば、人の物を盗るのがどれだけいけない事なのか伝える事で、子ども自身も自分のしてしまった事を反省しますし、何かしら子どもが隠していたストレスの原因を解消するきっかけにも繋がるので割と早くその盗癖は解決するでしょう。

  1. 物を盗るのが楽しい
  2. 他人への執拗な攻撃
  3. 構って欲しい

上記のような理由の場合、事態は深刻です。

保育士や保護者、家庭では精神的なアプローチが難しくなっているので、精神科医やカウンセラーなどの専門機関での様子見が必要となります。

カウンセリングの中で、隠していた保護者への不満や不安、寂しさ、社会性の欠如、他人への執拗な執着などが浮き上がり、原因が分かってくると思います。

保護者との時間を増やし、子どもと向き合う時間が増えれば寂しさでの盗癖はなりを潜めると思いますが、社会性の欠如や他人への異常とも思える攻撃の場合は発達障害などが疑われます。

発達障害であった場合でも、その度に子どもを注意し、それがいけない事だと繰り返し教える事で伝わるので、指導をし続けましょう。

保護者が逆に絡んで来たら

保護者はなかなか自分の子どもが物を盗ったとは信じたくありません。

そこで、「うちの子がする訳ない!」と拒絶して、子どもを庇い保育士を攻撃してくる事があります。

そういった場合は、「そんな事ありません、本当です!」など保育士も興奮して攻撃的になってはいけません。

あくまで淡々と、「お気持ちは分かります、私達も子どもが物を盗るに至った気持ちを理解して、寄り添い指導していけるようにします。」と前向きな言葉をかけ、子どもや保護者を常に疑ったり、責めたりしていないと態度で示しましょう。

保護者は自分の子どもが物を盗ったと言われ、保育士から見放されたという絶望感、信じたくない気持ちやどうしたら良いか分からない気持ちで気が動転して攻撃していている事が考えられます。そこで、保育士まで突き放すような事を言ってしまうと、保護者との間に溝が出来て、保護者は誰にも相談できずに孤立してしまいます。

そうならない為にも、保育士はいつでも味方だという姿勢を取り続けましょう。

次の日からは盗癖の話題に触れず、保育士からにこやかに挨拶をして、気にしていないという姿勢を見せるといいと思います。

陰では子どもへの警戒をし、子どもが盗癖を発生させたら繰り返し理由を聞き、それはいけない事だと伝え続ける事が必要です。

まとめ

盗癖は幼い内にしっかりと原因を解明し、しっかりと直しておかなければ大人になっても続いてしまいます。

そうなると苦労するのは保護者と子ども達自身です。

保育園の頃から怒った場合は、その子の為にも繰り返しいけない事であると伝え、保護者にも働きかけが必要となります。

保護者から攻撃されて、やるせない気持ちになるかもしれませんが、保護者はその何倍も不安でどうして良いか分からない状況なのです。

保護者の気持ちを想いながら、子どもだけではなく、保護者にも寄り添って適切な治療やカウンセリングを受けられるような流れを作る事も、保育士の重要な役割であり対応の方法です。